3:成人の取り外せる矯正治療

前歯の多少の歯の凸凹、すきっ歯ならインビザラインでもアソアライナーでも対応可能です。

全体的に歯を動かす場合にはインビザラインが適応となります。30代以降になりますと歯の動きが多少遅くなりますので20代より時間がかかるかと思います。

30代以降になると日本人の7割は歯周病であるのはマスコミでよく取り上げられているのはご存じだと思います。

矯正治療する場合、30代以降ですと歯周初期治療(歯周病の検査、歯石除去を含めた一連の処置)が矯正治療をする前に必ず必要となります。

今までの症例の中に都心の矯正専門医に通院していた患者さんが初診で当院へ来院されたことがありました。主訴が「矯正治療したが奥歯がぐらついて噛めない」とのこと。レントゲン撮影して驚いたのですが抜歯をしなければいけない状態だったのです。歯周病の治療をしないで歯を動かせば、当然、歯周病は悪化します。歯周病の治療をせずに歯を動かして見た目だけを改善しても意味がないのです。そういう意味で当院は歯周病治療にも力を入れておりますので安心して任せてください。

30代、40代の方は少なくとも矯正治療を始める前に歯周病治療を先に治してから矯正治療を始めるという流れが当院の考えです。また、マウスピース矯正の副作用ですが前歯の歯肉退縮が起こりやすいです。当院では、歯肉移植(soft tissue graft)などアドバンスな歯周形成手術も対応可能です。

4:ワイヤー矯正(表側矯正)

インビザラインのデメリットであるしっかり装着時間を守る必要があります。ついついさぼり気味で中々治療が終了しない患者さんも中にはいます。そういう患者さんはワイヤー矯正治療で定期的に来院して短期間で治療が終了することも可能となります。

ブラケット(金具)をホワイトブラケット(ジルコニアブラケット)にすることで目立たなくすることもできますので当院では中高生はインビラインよりホワイトブラケットによるワイヤー矯正が増えています。